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2006年01月06日
マニアルミッションのオイル
マニアルミッションのオイル
少し車に詳しくなってくると、エンジンオイルの次ぎに気になりだすのが、ミッションオイルやデフオイルではないでしょうか。そこで、今回は、この中から、マニアルトランスミッション用オイルについて書きます。
ただし、FFなどで、デフが一体になっているものや、エンジンオイルなどを流用している物は除きます。
マニアルミッションの構造
マニアルミッションは、一般的には的には、下の写真のように、メーンシャフトとドリブンシャフトによって構成されています。
各シャフトに付いているギアーどうしは常時かみ合っていますが、ギアーとシャフト間の噛み合わせをスリーブとハブにより切り替える事によってギアー比を切り替えています。
この時に、シンクロリングが歯車に押し当てられて、その摩擦で回転を合わせる事により、スムーズにギアーチェンジができるようになります。

エンジンオイルと同様、マニアルミッションオイルでもその粘度とグレードは重要です。
むしろ使用感においては、エンジン以上に体感が変る事が有ります。
1.粘度
一般的なギアーオイルの粘度区分は次のようになっています。
普通のFR乗用車のミッションでは80W-90などを使用する機会が多いようです。
チョット知識が付いた頃にこの数字だけ見ると、エンジンオイルなどに比べて凄く粘度が高いように思いますが、エンジンオイルとは、規格の決め方が違うので、比較できません。
参考までに、エンジンオイルとのおおよその比較ものせておきます。
粘度が合わない場合の弊害ですが、粘度が高い場合は、ギアーチェンジが非常に重くなります。
寒い日などは、走り初めに1速から2速にシフトできない位重くなります。
逆に粘度が低い場合は、走行中のギヤーの音が大きくなります。
ギアーの音と言うのは{カー}とか{コー}と言うような音で、走行中のアクセルのオンオフで変化する事が多いです。
クラッチを切ったり、ニュ-トラルの時にでる音は、レリーズやシャフトのベアリングの事が多いので間違えないようにします。
| SAE粘度番号 | 150,000CP (※1)を示す 最高温度 |
98.9℃における粘度 (単位:cSt) |
近似するSAE エンジンオイル |
| 75W | -40.0℃以下 | 4.2以上 | - |
| 80W | -26.1度以下 | 7.0以上 | 20W~20 |
| 85W | -12.2度以下 | 11.0以上 | 30 |
| 90 | - | 14.0~25.0 | 40~50 |
| 140 | - | 25.0~43.0 | 70~ |
| 250 | - | 43.0以上 | - |
2.規格
マニアルミッションやデファレンシャルに使用するオイルは、一般には、ギヤーオイルと呼ばれ次のような規格になっています。
| ギアオイルのサービス分類 | 油種 | 適油 | 使用箇所 |
|---|---|---|---|
| GL-3 | イオウ、塩素、リンの化合物または鉛、亜鉛の化合物のような極圧剤を加えた鉱物、合成油 | 少し極圧がかかる程度のギア | トランスミッション、ステアリングギア、FF車のフロントデフ |
| GL-4 | 同上 | ハイポイドギアやきわめて過酷な条件下の他のギアに用います。高速低トルク、低速高トルクに耐えます。 | ディファレンスギア、トランスミッション、ステアリングギア |
| GL-5 | 同上 | GL-4より過酷な条件下のハイポイドギアに用います。高速、高速低トルク、低速高トルク、高速衝撃荷重に耐えます。 | ディファレンスギア、LSD |
| GL-6 | 同上 | 特にオフセットの大きいハイポイドギアに用います。高速高荷重に耐えます。 | 大型車両のデフ |
時々、話題になるのですが、マニアルトランスミッションにGL-4以上のグレードのオイルを使うと、銅をべースとした合金でできているシンクロリングが腐食するという話が有ります。
これは、オイルに含まれる極圧添加剤の影響を問題にしているようです。
実際、純正のミッションオイルで、GL-3規格を指定しているメーカーも有ります。
しかし、私が実際に何軒かの町の修理屋さんや、デーラーのメカニックと話した中で、この問題を気にしている人は出会いませんでしたし、多くの店では、特に指定がなければ、デファレンシャルとミッションに共通のオイルを使用しているようですし、その結果不具合がでたと言う話は聞いたことがありません。
また、量販店でもGL-3のオイルは、純正以外では、ほとんど見る事が有りません。
そのような訳で、一般にはGL-4の物を使用すればよいと思います。
マニアルミッションはFR車のデファレンシャルに使われているハイポイドギヤーと比べて、オイルに対する要求が厳しくないので、価格の高いGL-5や、GL-6を使用する必要は有りません。
むしろ、温度による粘度の変化がシフトフィーリングにダイレクトに影響します。
参考までに、下の写真は、私がサーキット走行中に破損させた ギアーです、歯車がボロボロになっています。
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![]() TRUST ギアオイル 75w90 |
2006年01月06日 11:49


