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2005年12月27日
低温時の始動とバッテリーの話 3
低温時の始動とバッテリーの話 3
寒冷地に行く前の基本的な点検方法です。
バッテリーの保守と点検と言っても、最近のバッテリーは、メンテナンスフリーと言う密閉されていて、電解液も見れない物が多いのですが、一応簡単に保守について書いておきます。
まず、点検時の注意ですが、バッテリーからは水素ガスが発生するので、点検時は、火気厳禁です。
つぎにプラス電極に金属の工具などを近づけないようにしましょう。
プラス端子に不用意にドライバーやスパナを近づけてボデーとショートすると、ボデイの板金など簡単に溶けて穴が空きます。
プラス端子のケーブルの脱着などでスパナなどを使用する場合は、必ずはじめにマイナス端子のケーブルを外しておきます。
点検方法ですが、電解液の点検ができるものは、電解液の量を点検をします。
多すぎても足りなくても弊害が有ります。
継ぎ足す場合は、一般の水は、塩素やミネラル分がバッテリーに害を与えるので、蒸留水または、専用の補充液を使用します。
また、あまりに度々(1ヶ月に一度程度)補充が必要な時は、過充電になっているか、寿命末期の可能性があります。
つぎに、電極の状態を確認します、電極周りに白い粉状の付着物が有る場合は、ぬるま湯をかけて、歯ブラシなどで、磨きます。
その後、ケーブルを少しこじったりして、端子の緩みがないか点検します。
緩みが有る場合は、スパナで締めておきますが、この場合もショート防止の為にプラス端子を閉める時は、一度マイナス端子を外してからにします。
端子の取り付けに使われているネジは、銅などの柔らかい物が使われているので、あまり思いっきり閉めては、いけません。
手でケーブルを「こじって」、動かない程度にしておきます。
必ずしも必要と言う訳では有りませんが、時間が有れば、プラスとマイナスの両方とも一度ケーブルを外して、接触面をサンドペーパーなどで磨いてから締め付けると、接触抵抗を下げる効果が有ります。
最後に、端子部分にシリコン系の潤滑剤を塗っておくと腐食防止に効果が有ります。
昔は、グリスなどを塗ったようですが、あまりベタベタするものは、かえって埃を呼ぶので、シリコン系のサラットした物が良いと思います。
最後にバッテリー液の比重の話を書いておきます。
最近は、あまり点検しませんが、オルタネーターなどの電装系がプアーだった昔は、バッテリー液の比重を計って、バッテリーの充電状況を確認しました。
ちなみに、電解液が20℃の時の比重と充電状態は次のようになっています。
| 比重値と充電状態の関係(一例) | |
| 電解液比重(20℃) | 充電状態 |
| 1.280 | 100% |
| 1.240 | 75% |
| 1.200 | 50% |
| 1.160 | 25% |
| 1.120 | 0% |
充電系の性能が向上したので、最近は、実際に比重を計って、充電状態の確認をする事はあまりないようです。
しかし、寒冷地の場合注意したいのが、凍結温度と比重の関係です。
満充電では、-50℃でも凍結しませんが、完全放電のものは、-10℃で、凍結する可能性が有ります。
凍結したバッテリーは、もちろん壊れてしまいます。
ですから、例えば現地でバッテリー上がりを起こした車を何日も放置するのは危険なのです。
もし、放電したバッテリーを外せる状況ならは゛、外して室内に保管する事をおすすめします。
2005年12月27日 16:59
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